私はどちらかというと、できるだけ定時で帰りたい派です。社労士受験の時に勉強時間確保のためこれを徹底しましたので、今でも「よほどその日に終わらさないといけない何か」がない限り、できるだけ定時で終わるようにしています。その分日中はヘビーです。
残業はもともと「使用者が職務上の理由があり36条協定に従い命じることができるもの」ですが、現実問題として使用者の具体的指示に基づいた残業が世の中にどれだけあるかと思います。
では人はなぜ残業をするのでしょうか。常に残業が発生している有様というのは明らかにオーバーワークだと思います。もちろん個々人の能力もあるのでしょうが、所定労働時間内に終わらない仕事を回しているということになります。これって組織としてどうなんでしょう。
これがサービス残業につながっているのなら論外ですが、わざわざ1.25倍の手当て払ってさせることでしょうかね。
もう一つは「残業代を生活費にしている」ケースです。わざと残業しているようなものですね。ある報道では、コロナ禍における困窮の原因の一つとして「コロナで業務が減り、残業代が減ったから」というものがあったそうです。
こういうのは業務改善を嫌がるケースなのかもしれません。面白い話で、固定残業代導入したら残業時間が減ったという話もあります。なんだ減らせるんじゃん、と。
ワークライフバランスという言葉がちらほらしている昨今ですが、あなたの職場の「残業」はどんな性格を帯びているでしょうか。
余談ですが、半野良は自分から残業するときに事前に上司に「こういう業務があり、こういう必要性があるため○時間の残業命令を出していただくことを具申します」と言って事前命令を受けます。これをやっているの、社内で私だけだそうです。
律儀すぎると言われますが、タテマエはそういうことですから。