たまに聞かれる話です。効率的に勉強する方法とか、楽に合格する方法とか。みんな知りたいと思いますし、はっきり言って私も知らないので知りたいです。
もっとも何をもって効率的とか楽とか言っているのかは人によって違うので何とも言えません。例えば私のやっている「テキスト全文読破高速ブン回し勉強法」なんか、テキストを全て覚えるという点では効率的でも何でもないのですが、テキストそのものがすでに試験範囲を効率的に抜き出しているものですから観方によっては効率的です。
さらに言えば年間2000時間の勉強が「楽」と思っている人にとっては、約1500時間の勉強が必要と俗に言われる社労士試験など楽な部類に入るのでしょう。
いずれにしても、一般的に「楽」と思えるような勉強法、例えば一日1時間の勉強で合格できるとか、毎日勉強しなくても大丈夫とかそういうレベルの方法論になると、地頭の良さにもよるでしょうが社労士試験には存在しないと思います。
部分的に楽をする方法はあります。数字系をゴロ合わせで覚えるとか、危険を伴いますが10年出題のない部分は捨て去るとか。いろいろ工夫はあるでしょう。
ただ「どうして楽をしたいか」にもよると思います。忙しくて忙しくてどうしようもないから効率を追い求めたいのか、単になまけたいのか。後者は論ずるに及びませんが、前者の場合「まず忙しさを何とかしたらどうよ」と言いたくはなります。
それだけ社労士試験において「楽」をする余地は、少なくとも私レベルのおつむの持ち主にとっては存在しませんでした。
受験生の皆さんはさぞ試験勉強に苦労されていると思いますが、それを大幅に楽に効率的にする方法はないのだということも一つ覚えておいてほしいところです。