以前、社労士の受験体験記を書いていた時に「そういや試験勉強がストレス解消だったな」という記事を書いたことがあります。あれが何だったのか少し考えていましたが、「なるほど」と思い当たることがありました。
この現代社会、いたるところにストレスの元(ストレッサー)が転がっています。そもそもストレスが存在しないこともまたストレスだったりします。ストレスは精神的な疲労をもたらしますし、ひどくなれば精神疾患を発症します。
そのためにはストレス解消が必要です。ストレス解消といってもただぼーっと休息するだけでは不十分で、はたから見たらそれもまたある種のストレスなんだけど気晴らしになる行為が必要なわけです。
例示すればスポーツなどがそうです。これは肉体的・精神的にストレスになりますが、もともとあるストレスの解消につながります。
では試験勉強そのものをストレス解消にできないか。と考えると、実はできると思います。そのキーワードは「勉強にまつわるストレス」と「達成感」です。
テキスト読んだり問題集解いたり、勉強はストレスです。ストレスなんですが「今日はここまでやりきった」とか「これは覚えた」という日々の成果に目を向けると充実感が生まれます。適度なストレスを発散させることは全体的なストレス解消につながります。ひいては日中の他のストレスの影響も軽減できます。
そう考えれば、試験勉強もしんどくてつらい作業ではありますが、ポジティヴにとらえるとストレス解消法にすることができるわけです。知識を得て合格に近づいてストレス解消できる、となるといいことづくめですね。
ただし「やべえこのままだと落ちる」「何のために勉強しているんだろう」「ぜんぜん覚えられない」という思考になると、ストレス解消にはなりません。むしろ新たなストレッサーとなり、最悪、病みます。
勉強するときはできたこと、よかったことに注目しましょう。大丈夫、バケモノでもない限り一度二度読んだくらいで覚えられたりしません。