なんかそんな話が国のほうで議論されているようです。と言うかまだ生煮えなんですが、こういう話が記事になって漏れてきているっていうのは観測気球なのかといつも思ってしまいます。
よく話題になっている「子育て支援爆上げ計画」か何かで財源がないので社会保険料を上げる、具体的には健康保険からお金引っ張ってこれないか、ということらしいです。
唐突感を感じる人もいますが、実はこれ今に始まったことではなく、現在も行われていることなんです。
サラリーマンは給与から厚生年金・健康保険を天引きされていると思いますが、これは事業主と折半で負担しています。納付義務者は事業主ですので「天引きした分+事業主負担」を国に(正しくは日本年金機構に)納付しているわけですが、この納付の際に「子ども・子育て拠出金」なるものが別途事業主負担で徴収されています。
使途は児童手当の財源や子育て施策への活用です。
問題はこれを増やすのか、それとも健康保険に手を突っ込んで増やすのかは今後議論となるのでしょう。何しろ「労働者負担が出るかどうか」の話になりますから。あと後者だと保険原理に少し反しますし。
本来であれば社会保障財源としては「消費税」がありますが、この増税議論は常に「火中の栗」ですので政治家は触りたくないです。そこで健康保険からお金もらっちゃえ、的な発想になっているのでしょうか。
子ども子育て支援は必要だとは思いますが、構想だけぶち上げて後からカネを探す、というのは何か変なやり方だなと思います。