そもそも勉強中は覚えることや理解することに集中するべきですが、修行を究めた坊さんでない限り何かしら頭の中に雑念が浮かんでくるのは、まあ仕方のないことでしょう。
その中で考えてはならないことがいくつかあります。いくつか紹介します。
「受からないかもしれない」
ネガティヴ思考の最たるものです。受かるかどうかは試験を受けるまで分かりません。さらに言うならそんなことは試験後合格発表までの2ヶ月で悶々とすればいいだけの話で、勉強中から考えていたら頭に入らなくなります。本試験終了までは自分を信じる期間ですし、本試験終了後は結果はどうあれ頑張った自分をほめる期間です。
「また来年受けたらいいや」
これを考えていると「本当にまた来年受ける」ハメになります。なぜか、勉強にスキが生まれるからです。言い換えれば、勉強の手を抜きたいからこういう思いが出てきます。簡単にもう1年と言っても楽な試験勉強じゃないですし、年によっては「難問奇問」が急所で出てくる試験です。手心さえ加えなければ、今年突破できるかもしれません。それは試験日まで分かりません。自己採点して絶望的と分かってから考えるべきことです。
「明日から頑張ればいい」
この場合、明日という日は永遠に来ません。明日になったらまた明日、の繰り返しです。カイジではないですが、今日を頑張るべきであってその連続の先に結果が待っています。
「だるい。かったるい」
勉強はだるいものですが、だからといってだるだるやってても時間が過ぎていくだけです。せっかく確保した勉強時間ですので、集中して取り組むことが大切です。
これらのフレーズは疲れた時に脳をふっとよぎる言葉ですが、あまり考え続けてしまうと勉強が進まなくなったり、壁にぶち当たった時に手を抜いてしまいます。特に独学だと切磋琢磨する同志が近くにいないので気弱になりがちです。長くつらい試験勉強ですができるだけポジティブ思考で頑張ってまいりましょう。