受験へのモチベーションアップの一つとして「周囲に宣言する」という方法がありますが、今年はこの手法を取らない受験生が多い、すなわち会話はおろか実名系SNSでも一切明かしていない受験生(いわゆるステルス受験生)が比較的多い、と思ったりしています。
理由はただ一つ、コロナです。試験場となる都道府県は比較的感染者が多いところが多く、試験当日の感染状況がどうなるかはもう神のみぞ知るというレベルですが、一部報道によりますと第5波(インド株流行)が夏ごろになるのではという観測もあり、また何にしても自粛ムードが強く、県境をまたいでの不要不急の移動が白眼視されてきています。
受験生本人にとっては不要でも不急でもなく、むしろ試験は要であり急でもあるのですが、周囲にしてみればそうではありません。人の価値観なんてそんなものです。感染リスクを承知で受験することに対する風当たりや、もしそれで感染でもしようものなら何を言われるか分からない。そんな思いから、周囲に明かせない受験生がいる気がします。
これがスクールならまだ学友がいるのですが、通信や独学だとそうはいきません。独学はそもそも孤独な闘いですが、そこに拍車がかかっている人もいるのではないでしょうか。
唯一いろいろ話ができるのが匿名系SNS等です。ブログも本名や個人情報を隠していればそういう場の一つなんでしょう。ツイッターの社労士受験専用アカウント作った人もいるかもしれません。コロナ差別などという変な現象が実際起こりうる現状においては、致し方ないことかもしれませんね。
社労士受験系ブログを探すと、頑張ってますという受験生もいれば勉強方法をアドバイスする応援側の人間もいます。あなたを陰ながら応援している人もいますので、特にめげそうになる今年ですが、がんばって合格を目指してください。