その理由は社労士試験そのものとは別のところにあります。何かと言うと、コロナです。
昨年そして今年とコロナ禍の中の試験でした。ただでさえメンタル崩す人が多く、また自由な行動も制限されて「真夏なのにマスク」という、普段の年なら「不審者」レベルのいでたちが普通という、異常な状況下の試験です。
そのため昨年の試験は受験者が前年度比4000人減、今年は第5波・緊急事態宣言の最中だったためさらに減少していると予想しています。受験諦めた人も多いでしょう。
では来年はどうなるか。希望的観測かもしれませんが、いいかげんにワクチンの体制やインフルエンザに対するタミフル・リレンザレベルの特効薬ができていると思います。そうなるとコロナなどもはやただのインフルエンザレベル。行動制限もなくなるでしょう。
すると何が起こるか。受験者数の急激な増加です。昨年・今年で受験したくてもできなかった層が滞留していることを考えると、来年は4万人台に届くかもしれません。また以前「熱意のない奴から棄権していく」という話をしましたが、熱意のある層もいないわけではありません。特に今年は選択労一でしてやられる「実力者層」の滞留も予測されます。
あとは合格率(試験難易度)次第ですが、久々の3000人超えもあるかもしれないと読んでいます。
風頼みの予想なのでどうなるか分かりません。案外コロナが収まらずに「シグマ株が猛威を振るってます。第11波です」とかなっているかもしれませんし、そうなったら去年今年とたいして変わらないのかもしれませんが、いろいろ希望的観測としていいかげんに収束しているのではないかな、と。と言うかいいかげん収束してくれ、と。
明るい方向で予測をすると合格者が増える、というお話でした。別に合格率が上がるという話ではないので試験が簡単になるという話ではないんですけどね。
あと、別にコロナが収まっても受験料は安くならない気がします。