楽しくねえよばかやろう、という声が聞こえてくるのがよく分かります。私も勉強は好きではありません。でもせっかく試験勉強するのですから楽しんだほうがマシというものです。
勉強において「楽しい」「楽しくない」の分水嶺となる条件は2つです。一つは「分かるか分からないか」もう一つは「やるかやらされるか」です。これは勉強に限らず他の色んなものにも共通します。中毒になる人すらいる「ギャンブル」だって「分かんないのにやらされている」状態だとつまらないものです。
「分かる・分からない」は地頭の良さもありますが、勉強をやればやるほど分かってきます。ですから勉強の初期段階では大きな要素となります。「やる・やらされる」はまあ第三者に「取れ」と言われている資格だとやらされる感満載ですが、自分でやると思い立ったはずでも、そのうち強迫観念みたいなものが出て「やらなきゃいけない」となってしまうと、つらさがでてきます。これは勉強後期に多いです。
いずれにせよ「勉強が分かり、自主的にやる」ことにつながれば勉強は楽しくなってきます。
もう一つ試験勉強の大きなメリットをお話します。人を選ぶと思いますが、日常のストレスを忘れることができます。例えば昼間の仕事とは全く違う世界の資格勉強などでは、昼間のストレスを忘れる時間ができます。マンガ見たりするのと同じ効果ですね。今日仕事で嫌なことがあったとしても、勉強にに打ち込んでいる間は忘れられます。
試験勉強を一種「非日常体験」にしてしまう。これはストレス解消にもつながります。
残念ながら社労士事務所にお勤めとか、会社の労務管理をされているとかいう人は非日常ではありません。日常の連続ですので、そんな時は「社労士になった自分を妄想」して楽しむしかありません。無責任でいいんです。社労士になったら辞表叩きつけて開業して札束プールでウハウハとか、社労士取ったら嫌な上司を飛び越して取り立てられていびり倒してやるとか、妄想で構いません。妄想が原動力になるなら安いものです。
やらされ感、無力感をできるだけ抑え込み前向きに勉強する方法を考えてみましょう。