半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

年次有給休暇を取りづらい職場は…

お勤めの方もしくは事業主の方向けのお話になりますが、あなたの職場、年次有給休暇は取りやすいですか?

 

社労士勉強している人は頭に入っていると思いますが、日本の労働者の年次有給休暇平均取得日数(2020年)は「10.1日」、取得率は56.6%だったそうです。これ実はコロナ流行の関係もあり以前より少し増えています(5日取得義務化も影響はありますが)。ただそれでも諸外国から見ると少ない方だそうです。

 

10日と考えても、まあ月1日ベースで取得していれば軽く超えるはずですので多くの人が「月1日も取れていない」ということになります。その理由は何でしょうか。

 

他のみんなが取らないから休みづらい、自分が休むと周囲に迷惑をかける。こんな理由で取得しにくいと思っている人はいませんか?けっこう多いと思います。また有休を取らず皆勤が美徳とされている会社もあるかもしれません。

 

私に言わせれば「小学校じゃねえんだから」です。

 

別に一人が1日くらい休んでも会社は傾きはしません。もちろん時と場合によりますが、そんな時は時季変更権が発動しますので大丈夫です(ハードル高いですけどね)。そんな雰囲気をみんなが共有できる職場だと有休は比較的取りやすいと思います。

 

むしろ一人二人くらい休まれても対応できるようなフレキシブルな体制を作っていないと、何かあって社員が長期休んだ時に職場が回らないということになります。こちらのほうがリスクがあると思います(業務リスクもそうですし、時季変更権行使が否定されるリスクもある)。

 

対応方法は業種や職種によっても様々ですが、社員からどうこうできる話でもありません(まあ有休取る人は取りますが)。有休を取りやすい雰囲気や体制を整えておくことは、社員の心のゆとりにもつながると思います

 

理想論かもしれませんけどね。

 

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