日ごろから労働法令に精通し、国の労働施策の円滑な推進に寄与していくことを求められている社労士として「今年度は有給休暇を全部使いきってやる」と思ったのは昨年度の初めのことでした。
日本の労働者の年次有給休暇平均取得日数は令和2年では(厚生労働省・就労条件総合調査による)10.1日だそうです。勤続が浅くて付与日数が少ない人もいる中で、国の施策が浸透しているのかそれともコロナで有休が増えたのか(有休によらない休業制度もあるんだけど)ここ数年増加傾向にあります。
もっとも私一人が有休全日消化したところで何かの数字が変わるわけでもなく、またもともと比較的有休をとりやすい職場なのですが、時効消滅するのももったいないので挑戦してみました。
結果何が起こったかと言うと、仕事の調整や日程の過密化で日常業務が忙しくなり、有給を取ったものの疲れ果てて寝ている始末。しかも有休中に仕事が積みあがっていたりして休み明けも大変。これなら出社したほうがましだったかもしれません。
それでも頑張って有給取得したのですが、残念ながら数日使い残して流れてしまいました。なかなかすべて使い切るのは難しいです。
もっとも世の大半のサラリーマンが「有休なんてかなり捨ててるよ」とか「何それおいしいの」というレベルですので取れただけマシなのかもしれません。
新年度は別に無理して有休取らずに、取りたいときに取れるようにしてみたいと思います。そのためには普段の仕事のやり方を少し変えないといけません。