年度末になるとこう思います。うちの職場は自分の仕事さえ整理しておけば比較的年次有給休暇を取りやすいのですが、それでも全消化できる人は少ないです。みんな全消化を前提に取得していませんしね。
かといって年度末(付与基準日が年度毎)にかけて余りを一気に取得しようとしても、年度末はだいたい忙しいものです。なかなか取り切れません。ただそれでも全社員平均で全国平均よりは取っていると思います。
そんな中、年次有給休暇を早々と使い切っている方もいます。これは別に遊び人とかではなくて、お子様のいる社員です。
看護休暇もあるんですが、特に小さい子供は体調を崩しやすく休みを取らざるを得ない、という事情から年次有給休暇を使い切って年度末あたりは欠勤扱いになってしまう社員がいます。
そんな方に私の余っている有給休暇を1日5000円くらいで売りたいです。むこうも買いたいでしょう(5000円ならお得)。
さてこの手の売買はできるでしょうか。まず会社による年次有給休暇の買取は原則禁じられています。そもそも「給料保証するから休めよ」という法の趣旨から考えると、売買で取得率が下がるのは本末転倒ということです。
と言うことは他人に年次有給休暇の権利を売ることも同じ効果が発生しますので難しそうですね。しかも年次有給休暇の「権利」は労働者個人にありますので、そんなものが売買できるかも怪しいです。
ただ、法定日数を超える年次有給休暇を付与し、その超える分を就業規則で社員間売買を認めるとすればそれはできそうです。
この場合何所得になるんだろう。やっぱり雑所得ですかね。