同一労働同一賃金と言いますと、一昨年の秋に最高裁判決がいくつか出ていたと思います。昨年の試験では出なかったのですが、直近判例が出ることも珍しくない社労士試験です。今年の試験に出るのでしょうか。
出るとすれば「労働一般常識」だと思います。ここに「厚生労働省同一労働同一賃金ガイドライン」と絡めて出るか、はたまた判決文抜粋が出るか。どうでしょう。
もちろん私は問題制作者ではないので分かる由もないのですが、出てもおかしくないのかなと思います。そんなこと言っていたらありとあらゆる問題が「出てもおかしくない」わけですし、それゆえに一般常識系は難しいと言われるわけですけど。
ただ社労士としては必要不可欠と言っていいほど求められる知識ですし、また直近に公表されたガイドラインと判例ではありますので不気味ではあります。唯一の救いが、旧の労働契約法に基づく判例ですので試験官としては出しにくい、といったところでしょうか。
各々テキストがどこまで力点を置いているかは分かりませんけど、何が出てもおかしくない試験ですので要点は押さえておくに限ります。
あまり直近ではないけれどここ2-3年の判例や法改正がひょこっと顔を出すことは珍しくありません。ただでさえ膨大な試験範囲でさらに勉強するとなるとつらいことですが、試練と思って勉強しておいたほうが良さそうです。もちろんこれは社労士試験のみならず、合格後社労士として活躍するためにもです。
社会保険一般常識だと今年危なそうなのは男性育休あたりですかね。何度も言いますが、これはあくまで「可能性」の問題ですのでヤマは張らないように。広く浅くでもいいですからいろいろ押さえておきましょう。