試験問題はざっとしか見ていませんが、今年の社労士試験の選択科目・社会一般常識の第一問目は個人的にはかなりの良問です。
どんな問題か振り返ってみましょう。
1 厚生労働省から令和 3 年 11 月に公表された「令和元年度国民医療費の概況」によると、令和元年度の国民医療費は 44 兆 3,895 億円である。年齢階級別国民医療費の構成割合についてみると、「65 歳以上」の構成割合は[ A ] パーセントとなっている。
こんなのテキストのどこにも載ってねえよバカヤロウ、な問題です。まあ選択肢の数字がかなりバラけているので類推で解けた人もいるかもしれません。
なぜこれを良問かと思ったかの理由は一つです。実はこれ、ニュースや新聞、メディアなどで報道されていました。扱いはけっこう目立つ方だったと思います。まさに「一般常識」ですね。変なウルトラクイズより「らしい」です。
普段からそういうところにアンテナを張っていた人、社労士を目指すんだからそういう世の中の動きは知っておかないとね、という心構えがあった人は「どこかで見たな」と覚えていたと思います。
反対にテキストだけ追っていた人とかは推理チャレンジをせざるをえなくなってしまいます。
労働・社会一般常識ではいろいろな問題が出てきます。その中には「普段ニュース等に注意していたら」という問題も含まれます。
もちろん出題頻度はそんなに多くはないのですが、そういう業界を目指して社労士試験を受けているわけですから、普段から意識しておいた方がいいよというお話でした。
ただ毎年そういう問題が試験に出るかと言うと、それは分かりません。