何の話かと言うと、別に私が統計を取ったわけではないですし正確な数値かと言われればどうかなと思うところもありますが、毎年これくらいの人数が「合格発表日まで合否が分からない」ということです。
どういうことかというと、まず合格基準点は上回っているが科目基準点に達していない、いわゆる「補正待ち」の層が毎年合格者の2倍はいるそうです。
さらに、科目基準点は上回っているけれど合計点で微妙な人たち、だいたいどのあたりかというと択一で言えば44-42点、選択で言えば24-23点あたりでしょうか。昨年ラインのプラスマイナス2点あたりの人は合格の確信を持てません。このラインにも数千人がひしめいています。
そう考えると、だいたい5000人くらいの人が「何かしら祈りながら」合格発表日を迎えるわけです。もちろん昨年の基準を上回りながらも絶対合格圏と言われる「択一49点選択28点」を上回っていない限り合否は分かりませんから、実数はもっと多いと思います。
そう考えると、受験生の実に1/7から1/6くらいは合格日まで安心できないわけですね。各予備校サイトの基準点予想が繁盛するはずです。もっともそこ見たところで絶対の安心を得ることはまず不可能ですが。
この数字、多いと見るか少ないと見るかは人それぞれです。もちろん半分以上の人が「択一で40点台取れていない」ということが平気である試験ですので、その「迷える子羊」になるにも相応の勉強が必要と言うことでもあります。
どちらにしても合格発表日までは何もわからないわけです。希望は捨てず、過度に期待せず、かといって精神すり減るまで悩むことなく発表日を待ちましょう。