半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

エンゲージメントと心理的安全

わけのわからない言葉と思いますが、そういう言葉のお話です。

 

企業活力研究所というところが「人事部かくあるべし」みたいな研究を出していて、そこで出てくる言葉です。エンゲージメントとは「企業貢献意識」つまり企業のために働く動機の強さと言ったところでしょうか。

 

この研究が何かというと、社員が主体的に自分のキャリアを考える(キャリアオーナーシップと言うらしいです)とエンゲージメントとの関連を調べて、企業貢献意識が強い人は能力向上意識も高いんですよ、人事部の社員教育方針ではそこも注意しましょうということらしいです(ものすごく簡単に言ってます)。

 

考えてみれば当然の話で、企業の役に立ちたい→自分のキャリアを考える、となるのは帰結としては妥当です。ですから企業の役に立ちたいと思う心、エンゲージメントを高めていくにはどうすればいいかは人事部として考えていかないといけません。

 

ところで、この研究で面白いなと思ったところは「エンゲージメントが低いのにキャリアオーナーシップ意識が高い」層が一定存在することです。これは何でしょう、と考えると、その企業における貢献意識は低いんだけど自分のキャリアについてよく考えているということになります。

 

転職予備軍でしょうか。そう考えると厄介な存在みたいに思えますが、少なくとも自分のキャリアを磨く意識は高いですので、エンゲージメントを高める工夫をすれば「自社の役に立てる存在」に化けるわけです。

 

そのためには「心理的安全」を担保することが大切です。仕事における心理的安全とは何でしょう。これは一言で言えば「個の尊重」です。その社員を理解し納得を得られるような待遇・配置・職掌をしていくといったあたりでしょうか。するとエンゲージメントは上昇するそうです。

 

少し面白そうな話でしたのでざっと紹介してみました。まあ、キャリア意識も貢献意識も低い私がどうこういう話ではないかもしれませんけどね。

 

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