最近報道を見ていると「給料上げる」「初任給を上げる」と景気のいい話を目にします。
いいなあと思いつつ、「賃上げは3日で慣れる」の言葉通り、それだけで所属意識やモチベーションが上がるかと言えばそうではありません。確かに優秀な人材の確保・流出防止という意味では一定効果はあります(同業他社が安いor同じ給与なら)。ただそれで給料分バリバリ働くぞーとなるかと言えば必ずしもそうではありません。
あと、中小ってそんな余力がないところが多いんですよね。うちも給料大幅アップなんてことにはなりそうにないです。
しかし大手にしろ給与上げる余力があるもんだと思います。いつぞやの政権が言っていた「トリクルダウン」で、結局滴り落ちてこなかったお金が今になって落ちてきているのでしょうか。
いずれにしても私には関係のない世界の話です。
そういう余力のない中小企業がマネをしようとしても難しいですから、せめて職場環境を変えていくしかありません。少々給料が安くても働きやすい環境であるだけである程度人材確保はできます。みんながみんなカネカネカネカネ言って働いているわけではないのですから(もちろんカネは大切ですけど)。
じゃあどうすればいいかは会社によって違うんですが、ヒントとしては「何かこういうところが嫌だな」と思うところにフォーカスして小さなことでも変えていけたらいいと思います。そのためには事業主は日ごろから社員と意思疎通しておかないといけません。小さい所帯ほどそれができるのが中小の強みだと思います。
うちの場合何かな。忠誠度が低いから考える気すら起きねえな。