社労士試験は年一回、必然勉強は長丁場になります。
さて、せっかく受験するなら合格したいもの。当然受験生の大半が合格を狙っています。そんな中、合格を狙えるステージに立てているかどうかは勉強を進めていく上で大切なことです。
例えば同じ勉強時間でも、じっくりしっかり密度を上げて勉強できている人と、チンタラテキスト流し読みしている人とでは立ち位置が全く違います。ましてやテキスト1周して「やれやれ勉強したわ」と思っている人は、合格に向けたステージに立てていると言えるでしょうか。
もちろん世の中にはテキスト一読しただけで全て暗唱できるほど記憶力のいい人もいなくはないですが、そんな特殊能力を持っていない人がテキストを1周2周した程度では合格を狙えるラインには立てません。ロト6の2等が当たるレベルの指運に合否がかかってしまいます。
そう考えると、少なくとも合格を狙う以上当落ライン上には立っていないといけません。それが最低限の「受験の舞台に立つ」ということだと思っています。
そのためにはどうすればいいか。テキストも問題集も「とてもじゃない古本屋に売れない」レベルまで読みこなし、使いこなし、内容を覚え理解するしかありません。そのために費やされる時間は膨大なものになると思います。
そこまでできる人がどれだけいるか、理想論じゃないのかそんなことと思われるかもしれませんが、当落ライン上にいる人はだいたいそれくらいの勉強を積んでいますし、積んでなお科目足切りで何年も涙を飲む人がいるのが社労士試験です。
どうしても合格したい人は、そこまで勉強を積み重ねて初めて「受験の舞台に立った」と言えると思います。