半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

社労士勉強で分かる人生設計

社労士の試験勉強をしていると「いついかなる時にどこからどういう給付がもらえるか」が分かってきます。それはそれでいいんですが、給付がもらえるまでどのくらいかかるか、という「試験にあまり出てこない情報」が重要であることも気づくと思います。

 

例えば障害年金。初診日から1年6ヶ月を経過する日(例外があります)の障害状態によって等級が決まります。そこまでどうやって暮らしましょうか。勤め人の場合は傷病手当金がのべ1年6ヶ月あります。おお、これで食いつないで障害年金に切り替えればいいや。そう思うかもしれません。

 

ただ現実はもう少し厳しいです。まず傷病手当金の申請は(だいたいの場合)会社の休業証明が必要ですので1賃金支払期が単位となります。そして申請を出して数週間かかります(2回目以降はもう少し早いです)

 

障害年金の場合もっと時間がかかります。まず1年半。そして障害認定日の診断書諸々を出して3ヶ月くらい、認定されても下手すればさらに2か月後くらいの入金です。

 

労災保険の支給はどれくらいでしょうか。やはり下手すると3ヶ月くらいかかるようです。

 

もちろん申請書類を作成したり必要書類を集めたりする日数も考えなければなりません。そう考えると、少なくとも3ヶ月-6ヶ月は何もしなくても食えるくらいの金額の貯蓄ないしは生命医療保険が必要になることが分かります。

 

自営業など厚生年金・健康保険・労災に縁のない人などはもっと蓄えないしは保険が必要になってきますね。そう考えると、障害になった場合を見越すと1年半食えるお金は持っておかないといけない計算になります。

 

昨今よく広告されている「所得補償保険」なども一考に値するかもしれませんね。

 

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