世の中いろんな士業があって、報酬取っていろいろお仕事をしています。先日職場の人がとある士業の人に何か頼んでいたらしく「高いカネ取るなあ」とぼやいていました。
考えてみれば「士業でないとできないこと」って世の中に存在しないわけです。少し言葉を足しますと、業務独占資格の士業はその業務を第三者から有償で請け負うことはできます(無償でも資格が無いとできないことはある)が、基本的に士業の仕事って「本人」であればできるんです。
例えば「訴訟」。裁判と言えば弁護士ってイメージですが別に弁護士つけなくたって自分の裁判は自分でできます。土地建物の登記もそうです。自分の土地建物なら司法書士に頼まなくても自分でできます。社労士関係もそうですよね。企業が自分ところの労働保険手続きや就業規則改定なんて、自分ところでやろうと思えばできるんです。
ただ、それを他人にお願いする以上報酬は発生しますし、ましてや資格と言う「専門知識の証明」を持っている士業にお願いするとそれなりの報酬を取られるのは当たり前です。当たり前ですが、はたから見ていると「こんなことで万単位取るのか」と思ったりはします。
まあ「そういう商売」なんだから仕方ないんですけどね。
私が仮に開業した時、なんか報酬を相場より安く設定しそう(自分としては高いと思っている)で怖いです。下手したらダンピングになって近隣の社労士先生に「ちょっと裏までこいや」って言われるかもですけどね(言い過ぎ)。
