半分野良猫な社労士の憂鬱

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産後パパ休暇はママでも取れる

何を言っているんだと思う人もいるかもしれませんが、実は産後パパ育休(正式名称:出生時育児休業)はママでも取れます

 

ちょっと待て、そもそも女性は産後8週間は休業(産後6週間は絶対)するもんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。実は働く女性も取れるケースが存在します。

 

これ何なのかと言うと、通称がパパ育休になっているため誤解されがちなのですが法律上は男性に限定されていません。そしてもう一つ。実子に限定されていないのです。ですから「養子」というケースが出てきます。これは普通の育児休業でも同じことです。

 

すなわち生後8週以下の「養子」を養育するために取る出生時育児休業は女性でも取れるわけです。まあだとすると夫が育児休業を取り、妻が出生時育児休業を取るわけですが。

 

現実問題として首も座っていない生後間もない乳児を養子に迎えるケースがどれだけあるか、ということにもなりますが、ある統計によると特別養子縁組が成立した時点の子の年齢は、1歳未満が8割を超えると言う話もあります。

 

と言うことは、生後8週以下の養子縁組も別に禁じられているわけではありませんしそういうケースもありうることを考えると「ママがパパ育休を取る」ということも、ケースとしては少ないかもしれませんがあり得ない話ではありません

 

もっともこの制度の狙いは「父親の育休取得推進」であり性別や実子・養子の別を問われないのは平等原則から来ていますので特に何か狙ったものではないとは思います。

 

ちょっと細かいパパ育休のお話でした。

 

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