半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

労務管理の難しさ(感情論編)

どこの職場でも同じだと思いますが、やれ上司が動かないとか何考えているか分からないとか、翻るとやれ部下が動かないとか何考えているか分からないとか、そういう状況は差異はあってもあると思います。

 

労務管理を通じて労働環境を改善していく手伝いをする社労士としては、守備範囲の一つでもあります(実務的にはもう一段階上の全社的な人事評価や労務管理を通じてのアプローチになろうかと思います)。

 

ただそれも主は「制度」を構築もしくは活用してのことになりますから、必ずしも効果が上がるかと言うとそうではありません。

 

例えば部下が上司を評価する360度評価制度というものもありますが、個人的にはこの導入はすごく難しいと思います。

 

なぜか。上司は一応部下のマネジメント論を学びますので評価の方法も学びます。社労士勉強していると一般対策でいろいろ出てきますよね。ハロー効果とか寛大化傾向とかいろいろ。そういうことを頭に置いて公平公正な評価をします(またそうでなければ意味がありません)。

 

ところが部下はそんな教育は受けていないわけです。となるとどうなるか。人事評価は「気にいる、気にいらない」の感情論に支配された「地獄絵図」になります。これは何にしてもそうです。人は人を見る時客観視できません。必ず「感情論」が入り乱れます。

 

どこの職場でも「上司又は部下に対する愚痴」ってそんなもんじゃないでしょうか。それを何とかするという本はいろいろありますが、たぶん無理だと思います。感情論を操作するのは並大抵のことではありません。

 

ちなみに半野良は社内のそんなことに無関心です。別に上司や組織が何考えているか知ったことではありません。もともと忠誠心がないのかもしれませんが、上や組織が何を考えているのか、もともと理解不能なものを進んで理解する気はありません。よく社内の不平不満を聞かされ、意見を求められますが「労働社会保険諸法令に反していない限り、自分から半径50cm以外のことに興味はない」というのが私のスタンスです。

 

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