仕事をしているとたまに「もっと気合を入れて仕事に取り組め、エンジンをかけろ」と言われます。
うん。そうですね。そんなことをしたら壊れますよ。それでもいいんですか、と。
人から見たら余裕がありそうにも見えるのかもしれませんし、チンタラ仕事しているように見えるかもしれません。ただそれはあくまで人から見たら、の話。そう見えてもこちらはエンジン全開でオーバーヒート寸前なわけです。
そこにもっと負荷をかけたらどうなるでしょう。エンジン爆発する気がします。
あとは人それぞれの動き方の違いというものもあるかもしれません。例えばF1の車と重戦車。スピードではF1の車がズバ抜けて早く、戦車はチンタラとしか走れません。だけど破壊力は抜群です。みんながF1カーを目指す必要もないわけです。
同じ仕事である以上同じ性能は持っておかないといけませんが、それは基本においての話。それぞれ得意分野やキャラクターもあるわけです。そうでなければこの世に適材適所などという言葉はありません。みんなが適材なはずですから。
何を持って人を測るか。そのものさしは実は一つだけではないのかもしれませんし、そういう視点で考えることもまた大切かなと思います。