半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

「模範的」な退職者

先日「退職者が出る」という話をしましたが、退職されました。後釜は決まっていないのでその当面の穴埋めをどうするか気になっていました。

 

ところが実はそれどころではないらしいのです。

 

立つ鳥跡を濁さず、と言いますが、引継ぎをしたはずにもかかわらず未処理案件や未決裁書類、引継ぎ事項の不備、未整理の書類、案件ごとの詳細な留意点の未達、不適切な処理など出るわ出るわ

 

これでもかというくらい出てきて、残された方々や上司はその後処理で大変なようです。他人事のように語っているのは、他人事だからです。私の職掌の範囲内にないですので高見の見物をしています。

 

これ本人に責任があるのは当然として、上司にも責任あるよなあと感じています。即日懲戒解雇ならいざ知らず、相当期間前から退職は分かっていたことです。ちゃんと引継ぎしているか、出すべき書類は出ているか、案件はどうなっているかは目を光らせておかないといけません。

 

さて、こういう場合何らかの懲戒処分は可能でしょうか。残念ながら在籍していない人に処分は下せません。ただし退職金条項に「後で不始末が分かったら退職金返してもらう」みたいな文言があると処罰可能になります。

 

まあそれとて素直に応じてもらえるかどうか。裁判でしょうかねえ。それでも全額は無理だなあ(判例あり)。

 

皆様も職場を退職されるときはご注意を。ちなみに私は日ごろから「10分で姿を消せる」ようにすべて整理しています

 

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