少し大雑把に言っています。試験によっては「5:95」とも言えますし「1:99」の場合もあるでしょう。
何の比率かと言いますと「試験に出る部分:試験に出ない部分」です。つまり100の内容が試験範囲として、試験に出るのはごくごくわずか、という話です。これはどんな試験にも(比率の差はあれ)共通していると思います。
つまり試験勉強とはごくわずかな試験問題を解くためにさらに何十倍もの範囲を勉強し知識を習得していかなければならない、ということです。
試験出題部分があらかじめ分かっていればそこだけ勉強すれば効率がいいでしょうが、世の中の試験はそういうふうにはできていません。
では試験に出なかった部分の知識は結果的に無駄なのでしょうか。点数を取るためだけに試験を受けるのであれば、確かに無駄だったかもしれません。ただし、どこから出題されるか分からない以上習得はしなければなりません。
そして無駄かどうかと言うと、決して無駄ではありません。単に試験に出なかっただけで、後人生において何かの場面で役に立つことがあります。知識はあって損なものではありません。
特に資格がそうです。後で必ず「試験に出なかった部分」が問われる場面がやってきます。そんな時に役に立ちます。
あまり効率的すぎる勉強法もいかがなものか、という話です。