今年の試験のエントリーが間に合わなくて来年受けようと思っている人、つまり1年は試験勉強期間がある方向けへのお話です。
いくつか今の時点で肝に銘じておかないといけないことがあります。
まず一つは「1年はあっと言う間に過ぎる」ということです。まだまだ時間に余裕がある、と思っているうちに直前期がやってきます。講座系では1年以上前からスタートするものもあるように聞いていますが、独学者のテキストで翌年度対応版が出るのはだいたい10月ごろです。だからといってそれを待っていても仕方ないですので、現年度版を買って出版社サイトで改正点を補記修正し、新年度版が出るまで勉強していましょう。
私が独学で使ったテキストの現年度版はこちらで紹介してますので参考になさってください。ただし問題集は新年度版が出るのを待つことをお勧めします。
さらに「毎日勉強する癖をつける」です。どれくらいの時間でもいいですから、毎日勉強するようにしましょう。そして生活面を少しずつ見直し、少しずつ時間を増やしていきます。年末までに一日3時間確保できれば上出来でしょう。
最後に、日々の労働・社会保険諸法令のニュースに注目する癖をつけましょう。自分がこれから携わっていく、勉強しているモノが日々どう動いているか興味を持つことは大切なことでもあり、またモチベーションにもなります。
どういう動機で受験を志したかは人それぞれでしょうし、合格に至る道も一本ではありません。ただはっきり申し上げると、受験を志してかつ受験までたどり着く人の割合はけっこう低いと見ています。これという証拠はないですが、エントリーしてからの受験放棄が毎年1万人いることを考えるともっと早い段階で脱落していく人はさらに多いという推論です。
無事、来年度の試験までたどりつくことをお祈りいたします。
なお、試験申し込みが間に合っているのに早々に「来年にしよう」と思っている人向けには下記の記事がありますのでご覧ください。お勧めしません。