わりと不器用なほうですが、かつて手先を使う「特技」を持ってました。もうやらなくなって久しいのですが、先日ふとしたことからやることになって、十年もやってねえからなあと思いつつ、やってみました。
下手ぶっこくんじゃねえかと思ってた割にすごいスムーズだったのと、頭の中で「えーとどうだっけ」とか「次はこうして」が一切なくて、一連のルーティンを手先が勝手にやってくれたので驚きました。
よく「手が勝手に動く」と言いますが、そういうことがあるもんだと。
ただ現実問題として手の甲とか肩あたりに脳みそがあるわけじゃないので、反復して頭のどこかに染みついたものが意図する前に出ているのでしょう。
もちろん運動神経めいたものと記憶とは違うのかもしれませんが、模試や本試験で問題解いていると「手が先に正誤判断している」という体験をしたことがある人は多いようです。問題集ではあまり発生せず、模試や本試験といった「時間的に追われているとき」にあるようです。考える(黙読する)スピードより先に視神経→記憶野→指先がつながっているレベルで。
「あるのかそんなこと」と思う人が多いと思いますが、十分勉強していることならこれがありえます。逆に「分からない・悩む問題」ではこんなことは発生しません。頭が考えるからです。
本番ではある程度慎重に行く必要はありますが、手が勝手に答えてる。そんな問題があると時間が節約できて余裕が生まれます。そのためには勉強して頭に叩き込みましょう。
ただ、だからといって問題集をひたすら反復する勉強は私はお勧めしてません。アウトプット練習は問題集1冊、そうですね、500問も解けば十分です。