これ有名な話なので知っている人が多いかもしれません。モチベーション論の話になると必ずと言っていいほど出てきます。
かいつまんで言うと、
あるところにレンガを積んでいる3人の職人がいました。
最初の職人に何をしているか聞くと「レンガを積んでいます」
次の職人に聞くと「壁を作っています」
最後の職人に聞くと「後世に残る教会を作っています」
同じ「レンガを積む」という作業でも、それぞれ目的意識が違うわけですね。そしてこの3人の中で最もモチベーションがあり、やりがいを持って仕事できるのは誰でしょう、という話です。
社員に会社の社会的役割や経営理念、進むべきビジョンを示し、理解したうえで仕事をしてもらうのが大切というのはこういうことらしいです。そうすると同じ仕事でもただの作業にならず、大きな目的への一部分を担っているという使命感と責任感が生まれてくるそうです。
とはいえ、入社当初は大きな夢を持っていた社員が日々を過ごすうちに疲れ果てて、単に目の前の仕事をこなすだけになるというのはありふれた話です。誰もがいつまでも情熱を持ち続けていけるわけではありません。
と言うことは後押ししてくれる存在が必要である、ということです。それは上司であり、同僚であり、経営陣かもしれません。周囲の知人友人かもしれません。もしくはただ一冊の本なのかもしれません。
ちなみに冒頭の話。私なら何と答えるでしょうか。「前世の報いで罰を受けているのです」あたりでしょうか。