仕事からの帰り道、たばこ一服するポイントがあるのですがそこには野良猫がいます。猫はそれほど嫌いではないので「にゃー」と声をかけるのですが、寄りもしなければ目も合わせてくれません。
昔猫飼ってたことがあるのでだいたいわかるのですが、彼らはけっこう気ままです。飼い猫ですらエサと遊べ以外は寄ってきません。好き勝手しています。
ですから愛想がなくても「まあ、猫には猫の都合があるし」と思っています。
翻って対人関係も似たようなものかなと思います。仕事にしろ職場にしろ、人はこちらの都合通りには動きません。動かそうとしてうまくいく時のほうが少ないと思います。
そんな時ついいらだちを覚えてしまいがちですが、相手には相手の考えなり何なりがあります。そう考えると、仕事ははかどりませんがそれほど腹も立ちません。
猫には猫の都合があるのと同じです。
ただそれだと仕事にならないこともあるのでいろいろ手練手管を尽くさざるを得ないのですが、まあ私も詐欺師でもなければ催眠術師でもないので万能ではありません。
野良猫でもたまに愛想よく寄ってくる猫もいるのですが、それはそれで相手の都合があります。エサくれとか遊べとかでしょう。うまくいっているように見えて実は相手のペースにはまっている、何てこともあるのかもしれません。
いずれにせよ世の中ままならないものです。うまくいっているようで相手の手のひらで転がされているだけなのかもしれませんね。