先日庭で「新人教育の本」を読んでいると、近所のオス猫が壁の上をなーなー鳴きながら歩いてました。
飼い猫か野良猫かは知りませんがよく見かける猫で、また来たかと別に気にしないでいると、後ろから見慣れない子猫(と言っても6か月くらい経ってますが)がついていっています。壁の上をおっかなびっくり。
オス猫は時々止まって鳴きながら子猫を誘導して、途中私の顔をじろりと見てどこかへ行ってしまいました。
「うちのナワバリはここまでだぞ」とか「この家の庭には本読みながらタバコ吸ってるやつがいるぞ」とか教えながら歩き回っていたのでしょうか。そう考えると、猫の社会にも新人教育があるのかなあ、と。
うちの会社の新人や異動で新しく部署に来た人も先達の社員について回って仕事覚えてます。私もそのうち本格的に連れまわして仕事や先様を教えることになるでしょう。それと似ていますね。
どの世界にも新人がいて、先輩からいろんなことを教えてもらって一人前になっていくんだなあと思いました。またちょうど読んでいる本が「新人教育の本」でしたので、余計にそんな感じがしたのかもしれません。
ちなみに新人教育はともかく「最初は細かく小さなことでも全部教える」ことが必要だそうです。俺の背中を見て学べ、はなかなか難しいと書いてありました。
だから件のオス猫も振り返り振り返りなーなー鳴きながら子猫を指導していたのかもしれません。猫の言葉分からないので何とも言えませんが。