ある時の上司の言葉です。「私こっちの仕事に重点を置かないといけないから、こっちの仕事に重きを置けないんだよね。あれもこれもあるし」。
どうやら仕事の割り振りや分担を考えているときに出た言葉らしいですが、そうやって決められるのってうらやましい限りです。
私が同じこと言ってみたとしましょうか。帰ってくる言葉は「そうか。でもがんばれ」程度でしょう。今まで幾度も同じ言葉を言ってきたのに何一つ変わらないわけですから、ルールを作られる側は弱いです。
まあ仕事の分担の決定は上司の仕事です。ですけど、上の例を見て何か気づくことがありませんかね。まず自分の仕事分担を決めているわけです。そこから監督職へ下ろし、監督職は下々の分担を決めていく。その時は監督職が「できないんだよね」と思っていることも一緒に下ろしてくるわけです。
下々の仕事の中にも「ちょっと待て、それは上司の仕事だろ」みたいなものも含まれています。全体的な案件の実績分析、今期業務計画の進捗の確認とかそうですね。普通こういうものは下々の報告を受けて上司がやるものだと思うのですけど。
忙しいの名のもとに下に仕事を回したり、人が少ないという理由で下の仕事を増やす。ルールを作る側は強いですね。