ネットで「完全独学で合格しました」という話を見かけると思います。中には「一発合格しました」というものもあります。一発合格できるかどうかは別記事がありますのでそちらを参照してもらうとして、果たして完全な独学で社労士試験に合格できるものでしょうか。
結論としては「合格できる」です。私自身が市販テキストと厚労省HPくらいのもので合格している以上「無理」と言ってしまえば私の合格が「本当は交通事故で意識不明になっていて、昏睡中に見ている夢」か何かになってしまいます。
「勉強して知識を詰め込む(インプット)」と「ため込んだ知識を本試験で発揮する(アウトプット)」は独学もスクールも同じなわけで、違いはその方法論を自分で見つけるか人から教えてもらうかですから、独学だから無理という理由は見当たりません。
ただし、非効率は覚悟ですし個人の資質に左右される点は否めません。資質というのはモチベーションであったり情熱であったり地頭の性質だったの特性であったりですが、それはスクール使ってても似たようなものです。
あとは「運」です。市販テキストレベルを完全に記憶して合格できるかというとそこまで甘い試験ではありません。見た記憶すらない問題はざらに出てきます。それはスクールだろうが何だろうが同じですが、その年の試験で「解ける問題見たことある問題が6割出るかどうか」はもはや天のみぞ知る領域です。
私はなぜ合格できたか聞かれた時は「知ってた問題がたまたま多かった。運が良かった」と答えてます。謙遜でもなんでもなく、事実です。
ただそれでも合格してから何年も経つのにそれなりにいろいろ覚えているということは、それなりに勉強はできていたのでしょう。
ともあれ、独学でも合格することはできます。金のかわりに労力は使わないといけませんけどね。