勉強を続けていると、がんばっているはずなのに頭に入らない、今いち気乗りがしない、昨日まで解けてた問題が解けない、何をしているのか分からなくなることがあります。俗にいう「スランプ」というやつです。
スランプというのはなぜやってくるのでしょうか。そもそも一般的に1000時間を超える勉強時間が必要と言われている中で、何もかも順調に1000時間以上を全うできるほうがおかしいと言えます。
人間ですから好調不調があります。これは何にしても同じことです。毎日が絶好調という人は逆にどこかでヒューズが飛んでしまいそうです。好調不調があるから人間なんですし、勉強もどうしてもその波に飲まれることは、いわば当然のことです。
ですからスランプに陥っても「たまたま今スランプに取り憑かれている」と思えばいいです。小悪魔か何かみたいな存在に置き換えてしまうことです。この小悪魔は飽きたら別の誰かのところに行ってしまいます。そう思って、深刻に考えないことです。
大事なのはスランプという小悪魔が取り憑いている間も勉強の手は緩めないことです。スランプだからやめとこう、は実はスランプ脱出の遠回りになります。短時間の気分転換はいいでしょうが、日単位で勉強から離れることはスランプ脱出が遅れるどころか勉強も遅れ知識も消えていきます。
不調でも少しでも積み上げていればそれはプラスです。ゼロやマイナスではありません。それが手を止めてしまえばゼロやマイナスになるのが試験勉強の怖いところです。
スランプが抜けた後はきっと成長を実感できます。気を抜かないことが大切です。