毎年1月と6月と9月は老齢年金受給者にとって大切なお知らせが届く時期でもあります。特に6月は「年金額改定通知書」という、今年度のあなたの年金はいくらですよという大切なお手紙が届きます。9月にも似たようなものが届きますがこれは天引きされる介護保険料等が改定になるからです。
で、毎年のようにと言うか特に今年はなんですけど「年金が下がっているぞどうなってんだわりゃあああ」というお声をちらほらと頂戴いたします。で、おじいちゃんそれはね、物価変動率や賃金が…などと説明しても十中八九聞いてくれません。
年金が上がる時も「上りが少ないぞわりゃあああ」と言いますが、おじいちゃんそれはね、マクロ経済スライドが…と説明しても十中八九聞いてくれません。
なぜか。ただの不満を言いたいだけで別に制度を知りたいわけではないからです。ですから正しい返答としては「そうだね。大変だね」で終わらせることです。才気走るとろくなことがありません。
で、だいたい政治の話とか政権批判とかになりますのでこれも受け流しましょう。
まあ年金生活者にとって月100円の減少と言えども大変なインパクトですので不満を持つのは仕方ないです。たかが100円と思うかもしれませんが、はっきり言って自分の年金額に満足している年金受給者は1割もいませんから。1円でも下がろうものなら激怒します。
もっとも年金が上がる下がるは3月には報道されているのでみんな知っているわけですが、実際に計算された額が通知されると現実感が増すのでしょうね。
ですので6月は年金受給者が「荒れる」と考えておいてもいいかもしれません。
余談ですが、なぜ6月なのか説明しておきます。今さら感もありますが、新しく改定された金額で支給される4月5月分の年金が6/15に振り込まれるからです。それに合わせて通知が届く仕組みです。通知は試験には出ませんが、豆知識として覚えておいてもいいです。