よく「大事なところはマーカーで線を引こう」とか「どこだか参照できるようにフセン(またはインデックス)を貼ろう」とかいう人がいます。私の勉強法ではこの2つは、ほぼ使いません。
まずマーカーの話をします。大事なところ重要なところに線を引くのに使うわけですが、大事なところってどこでしょうか。はっきり言ってテキストに書いてある文章全部です。テキストに載っている=大事なところであり重要事項です。と言うことは、全文マーカーで塗りつぶすというわけのわからないことになります。
また全部重要なのにさらにそこから重要なところを抜き出すと、知識に漏れが生じかねません。テキストに載っていることは全部重要であり覚えないといけないところ、と考えると、マーカーの出番はありません。
次にインデックスですが、テキストのどこに何が書いてあるか読み込み、覚え、最後には指の感覚だけで該当ページを探り当てることができるくらいテキストを覚えることが大切と考えると、インデックスなんて邪魔なだけです。最初は必要かもしれませんが、勉強の中盤からは不要です。
フセンは読んでいるときに疑問に思ったところ(文中の「原則」や「他」など)に仮に貼っておいて、後で調べてはがすという利用法しか思い当たりません。とすると、大量に必要なわけでもなさそうです。
少々極端な話かもしれませんが、私の勉強法自体が「テキスト高速回転全文読破」である以上、筆記用具の出る幕はありません。
その結果テキストは自然と「ページはきれいなのに外見だけがボロくなっていく」わけです。
ただ、テキストの修正項目や調べたことはシャーペンで記入していきますので「生まれたままのテキスト」というわけではありません。
もっともだからといってマーカーやフセンなどを使うことを否定するわけではありません。単に私の勉強法では「不要」というだけです。