昼一番の来客を済ませ、予定より15分早く始まった気の進まない会議を終わらせ、残り終業まで書類作成だなと思っていたある日、事態は突然動きます。
最初はただ一本の電話でした。ああそれ調整が必要ですねさっそく確認して折り返し電話しますと別のところへ電話。調整終わって内部調整も必要だったので他部署に行って話をしていると…
「半野良さん電話です」
別件です。電話取って戻って話終わらせて最初の先様に電話しようとすると「半野良さん電話です」。これがまた長い電話になり、そうこうしているうちに次々と手元に「半野良さん電話です」のメモが山積み…
電話終わらせてかけて終わらせてかけて、一息つけるかと思ったら「半野良さん聞きたいことがあるんですけど」。
質問聞いて答えてしている間に「半野良さん電話です」。かけて終わってまた電話、しまった最初の先様にまだ結果電話していないと電話して、その間にさらに3件電話。
一体何人と電話したでしょうか。最後の電話が終わったのは終業時刻後でした。狙い撃ちされているかのような電話攻撃。まるでコールセンターです。結局たばこも吸いに行けずじまい、書類も手付かず。
電話かけようとしているそばから電話がかかってくるということもありましたし、何だったのでしょうか。
とはいえお仕事ですから対応せざるをえません。間違っても「忙しいのにかけてくるなバーカ」などと言えません。全ての電話に真摯に対応しました。時々「何の電話だこの野郎は」と毒づいていた(らしい)ですけど。
もっと分散してかけてきてください。半野良は忙しいのです。