先日、妙に蒸し暑い夜のこと。そろそろ寝ようか明日も仕事が地獄絵図だし、と床に入った時のことです。
明日の仕事のことを考えるとなかなか寝付けなかったのですが、そんな時ふと屋外のどこからか「ザリッ、ガリガリッ、ザリザリザリッ」という音がします。
何かでコンクリートをこすっているような、聞きなれない音です。最初は無視しようとしていましたが、数分経つとまた「ザリザリッ、ガリッ」と音がするわけです。
何だこれはと。ただでさえ寝付けないのにそんな正体不明の音がどこかから聞こえてくるわけです。
もうどうしようかと思いましたが、気になるのでライト片手に犯人探しをすることにしました。すると…
正体はエリザベスカラーをした猫でした。
まだカラーして間もなくて慣れていないのか動くたびに地面や壁にカラーをこすりつけているようで、その音が響いてきていたわけです。
何か病気したのかケガしたのか、それとも手術したのか分かりません。ただ安眠の妨げになりますので動物愛護法に抵触しないように、お帰りいただきました。
それでもまだかなり遠くで音がしてましたが。
ちなみに猫にエリザベスカラーすると最初は慣れていないのか壁にこすったり、スキマを抜けようとして抜けられなかったり、エサを食べようとしてもカラーが邪魔でうまく食べられなかったりと飼い主が見て「これ大丈夫か」という有様になります。
ですがご心配なく。ほとんどの猫ちゃんが1日かそこらで慣れて、自由自在に動き回ってエサも上手に食べ始めます。
その「怪音」も翌日の夜は聞こえませんでした。慣れてこすらなくなったのでしょう。