と言っても別に司法試験受けるわけじゃないからがっつり勉強しろって意味じゃないです。学生でも社会人でも、法学入門レベルでいいですから一度法律をかじっといたほうがいいというお話です。
と言うのもこの日本という国は無数の法律による定め、制約の中で成り立っています。店でコーラ買うだけでも民法が絡んでいます。何かの行為が何かの法律に沿っている、または反しているなんてざらにあることです。
そして人によっては法律を学ぶ機会もあるでしょう。社労士試験を受験する人は労働社会保険諸法令を学びます。これはがっつり法律です。そんな時に法条文すら意識したことのない人と、少しはかじったことがある人とは大きな差が出ます。
法律にはいろいろ独特の言い回しや解釈があります。法律名が違ってもそこは共通していたりしますので、例えばネットで条文探して読んだ時の理解度が違ってきます。
かといって試験勉強でもない限り何かの法律の内容を丸暗記する必要はありません。学生時代法学の講義を担当していた教授が言ってました。「法律を暗記するより法律の読み方を学んでおけ。法律なんてすぐ改正されたり新しい法律ができる」と。ですから条文暗記より法律そのものに拒否感を持たず、読み解ける力をつけておくと将来役に立ちます。
本屋に行けば法学入門とかいう本はゴロゴロしてますが、興味で何か法律勉強したいなと思う人におすすめなのは「民法」です。1000くらい条文があるので全部勉強しようとすると気が遠くなるのですが、生活に深くかかわる法律です。
簡単な入門書でいいですから勉強してみるのもいいでしょう。