仕事場でいろいろものを聞かれることがありますが、中にはネットであらかじめ調べる人もいます。それはそれで殊勝な心掛けです。
ところがよく見てみると調べたうえで私に聞きに来ているケースがあることに気が付きました。これは一体どういうことなのか。
調べた挙句、そこに書かれていることの意味が理解しきれないというケースです。
確かに今の時代、ネットで調べればだいたいの情報が(玉石混交ではありますが)出てきます。ただ、それはあくまでただの情報。それを見て理解し咀嚼するにはやはり自分自身に一定の知識が必要となります。
これはチャットGPTとやらを使っても同じことなのでしょう。
世の中いろいろ便利になってきていますが、やはりツールが何もかも代行してくれる世の中というものにはなっていないわけですね。
エクセルの計算式一つとっても同じことです。打ち込めばあっという間に計算してくれますが、その計算式が狂っていないかどうかは知識がないと分かりません。ワードにしたところできれいな文字を吐き出しますが、打ち込む人の国語力一つで文章の内容は変わります。
私の場合あくまでネットの情報は参考情報程度で、しかも以前お話ししましたが公的機関の情報以外はあまり信用していません。そしてやはりいろいろ調べるうちに、自分に知識のないものは理解が及びません。特に法律分野はそうです。
便利になっても勉強は続く。最近は小学校でもタブレット学習をしているやに聞きますが、そこの根底は変わらないと思います。